2016年7月27日水曜日

相模原事件

戦慄。





まさにその表現が寸分違わず当てはまる事件が発生しました。





障害者ばかりを狙い、19人を死亡させた戦後最大級の大量殺人事件。日本の犯罪史に残る凄惨な事件が、26歳の元施設職員の手によって引き起こされました。





「障害者なんてなくなればいい」





そんな犯人の供述がメディアを通じて報道されています。





これは人間の尊厳に対する重大な挑戦とも言えます。「自由」と同様に、人類普遍の共通価値は一旦ほころびが生じると、雪崩を打って崩れ始めます。





尊厳に優劣をつけるという自分のフィクションを疑いなく携えて、共通の現実であるノンフィクションに土足で持ち込む。これは本質的にテロの発想と変わりません。





フィクションとノンフィクションの境界線の損失。それはまさに「ほころび」です。尊厳の優劣というフィクションが生まれ、ノンフィクションを覆う。





ノンフィクションというこの現実のどこかに、フィクションとの接点があるのかもしれません。尊厳の優劣を受け入れる風土が、見えないところで少しずつ広がっているとしたら。





それはこの現実に住むひとりひとりの尊厳が低下することを意味します。





それに気づかない人々がノンフィクションの多数派を占め、尊厳の優劣もありだという風土が社会を覆い始めるとき、今の現実は「戦慄」に満ちた現実にシフトします。





その現実を子どもたちが生きるにはあまりに過酷です。


  



亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。







#62016.7.27








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